過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」4
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54: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/23(火) 23:50:54.84 ID:hNGXiUBs0
そのために大覇星祭では奮闘したし、一方通行との決着もつけた。
一〇〇三二号や打ち止め、一九〇九〇号とも親交を深めた。
勿論一〇〇点満点だなんて言えるはずもないが、それでも多少なりとも『姉』でいられたと思っていた。
姉らしいことなんでほとんど出来ていないけれど、そんな中でも彼女たちは自分をお姉様と呼んでくれる。
ならばこそ、ほんの少しであってもお姉様らしくいられたのだろうと思っていた。

だが。よりにもよってテレスティーナ=木原=ライフラインは。
そこを、そこだけをピンポイントで砕く策を用意してきた。
世界全てを敵に回してでも守りたいものがあるという想い。
御坂美琴の原動力をへし折るための戦いを。

(狂ってる……)

美琴は素直にそう思った。
イカレてる。これまでもそう思ったことは何度かある。
たとえば『量産型能力者計画』。たとえば『絶対能力者進化計画』。
だが、それにしても、これは。

(第三次製造計画? この状況を作るために、私のトラウマを刺激するためだけに。
私の心を折るためだけに、そんな下らない理由でまた作ったっていうの!?
ちくしょう、学園都市は、『木原』はまともじゃない!! 
馬鹿げてる。『こっち』側から改めて見てみてよく分かった。
この街の連中は―――『木原』は根本的なところがブッ飛んでる!!)

まともな思考ができない。
普段の行動パターンが成立しない。
聞こえてくるテレスティーナの馬鹿笑いさえ耳に入らない。
それほどにこの少女は、美琴にとって恐ろしい敵だった。


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