過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」4
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◆nPOJIMlY7U
[saga]
2013/07/23(火) 23:51:30.24 ID:hNGXiUBs0
「おやおや。もしかしてミサカたちのことを守ってあげてるとか思ってんの?
誰も頼んでないっつーの。そもそも一万人も殺しておいてそれでチャラになるって思ってるのが既に傲慢なんだよ。
分かるかなぁ、『お姉様』?」
声は全く同じ。妹達の声。打ち止めの声。自分の、声。
だがそこに込められた感情が全く違う。
思わず怯んでしまうほどに黒いものがまっすぐに突き刺さる。
呼び方にしても同様。同じ『お姉様』であっても、白井や妹達の親愛と敬愛の込められたものとはまるで違う。
悪意と皮肉。そういったものをこれでもかと詰め込んだ呼び方だった。
御坂美琴はそこで初めてその少女の顔をはっきりと視界に捉えた。
僅かに自分より成長しているようにも見えるものの、ほとんど顔は同じ。
年齢にして自分より一つ上、一五歳ほどだろうか。
それどころか仕草までもが自分そっくりだった。
「アンタさ、自分が一万殺しの大罪人だってこと理解できてるわけ?」
気だるげに髪をかきあげ、前髪からバチバチと紫電が走る。
見た目。一部の言葉遣い。仕草に至るまでが自分と同じ。
妹達はたしかに美琴そっくりだ。美琴の生体クローンというだけあって、判断できないほどに同じだった。
だがそれはあくまで見た目だけの話。
口を開けば美琴ではないことは明らかだし、性格や仕草も美琴とは違う。
しかし今目の前にいる番外個体は、それらに至るまでが美琴そっくりだった。
強いて言うなら美琴より多少目つきが悪いくらいか。
これは番外個体がよりオリジナルに近づいたためだった。
垣根帝督を通して得られた美琴の演算パターンなどを組み込んだ結果。
オリジナルに近づくことに成功したために能力は格段に上昇した。
そして副次的にその他の部分までが妹達より圧倒的にオリジナルに近いものとなったのだった。
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