過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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110: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/25(日) 05:57:58.37 ID:79dYTcmBo
『……まだ、”ガラス”の声の方が、マシに思えました。あの時と同じく、確かに透き通っているのですが、何というか……』

 私は少し言いよどむ。

 元々私は弁が立つ方ではない。コミュニケーション能力がある、というのはいわゆる世渡り上手、といった意味に近しく、いろんなことに手を出していたが故の引き出しの多さ、がその拠り所になっていた。

 だから、率直に言葉を投げるのは苦手である。吐き出したものは撤回できないからだ。失言を、弁で取り返す自信が私にはない。

 故に、きつい一言を明言するのは常に避けてきていたわけではあるが……。

『……温かみが、無くなったと言いますか。酷く冷たくて、感嘆よりも恐怖を与える様な声と言いますか』

 やはり、しっくりくる表現が見つからない。結局、これも私の直感的な表現であるわけで、第六感でしかないのだ。



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