172: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:55:04.29 ID:XIq8vfkGo
「な、何かしら?」
少し怪訝な顔をしている千秋さんの一歩手前で、私は立ち止った。
本当に、たった今、思いついた。用意してきたわけでもなく、そんな考えがあったわけでもない。にもかかわらず、”気がする”とか、”かもしれない”とか、曖昧な自信ではない。
彼女の全てが活かせる。彼女の全てを、認めさせることが出来る。何の根拠もないにも関わらず、自明の理であるかのような、圧倒的な確信を私は抱いている。
これが本当の”第六感”だ。
『千秋さん』
私は彼女の名を呼び、そして言った。
『――アイドルに、なりませんか』
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