過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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183: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/09(月) 21:37:31.13 ID:0nmeJ36Po
『社長……、流石に冗談が過ぎます』

「わっはは、これは悪かったね。しかし、いい子じゃないか。君の担当のアイドルになるんだ、しっかり支えてやりなさい」

『それはもちろんです。私が彼女の担当である限り、私の出来ることは全てやって見せます』

 少しだけ笑った。未来は明るい、と自信を持って言える。彼女が、トップになれないわけがない。贔屓目であることを差し引いても、確実だろう。

 その時、隣にいるのは私ではないかもしれないが――その時が来るまで、私は彼女を支え続けよう。そう、思った。

「良い覚悟だ、頑張ってくれたまえ、Pくん」

 そうして社長は私の肩を叩く。

 と、社長室をノックする音が響く。社長が入室を促すと、緑色の服を着た女性がやってくる。どうやら、事務員さんらしい。

 太めの長い三つ編みを一本垂らしたその女性は、ぱっと見ればアイドルと言われても疑わないだろうほど、端正な顔立ちをしている。

(まあ、千秋さんの方がお美しいとは思うけど)

 そんな親馬鹿ならぬ、プロデューサー馬鹿的な思考をしていたのはここだけの話だ。



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