過去ログ - モバP「凡人と第六感」
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44: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/05(月) 01:21:59.37 ID:Fg9GCM/jo
『ところでマスター、”変わり種”というのは、どちらの方だったので?』

 私は、気になっていたことを聞いた。マスターはカウンターの向こう側に戻ると、ちょうどステージの傍にいる集団を見た。

「ああ、そこにいるよ」

 マスターのその言葉に促されるように、私もその集団を見る。どうやら、マスターの言っていた若いと言うのは、もう本当に若いと言う意味だったらしく、自分と同じか、それより若い子たちだった。

 私はふと違和感を抱いた。中にはユニットを組んでいるためか、楽しく談笑をしている子たちもいたが、その中で一人だけ、手に何も持っていない女性が居るのだ。

 その姿は、遠目から見ても麗しいと思えた。すらり、と伸びた黒髪は、私の乏しい語彙では少し表現できないほど、何というか、”高級な黒色”をしている。

 それに反して、その肌は絹のように白く、ステージの小さなライトを照りかえりて、白く輝いている。

 しばらく見とれていたが、ようやく思い返したように私はマスターへと、答えあわせをするように聞き返す。



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