過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5
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◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:09:56.94 ID:DSeWe+fJo
無事に朝食を終え、ヘレンたちはハンテーンたちの回収準備を始めた。
帰還命令を出し、指定した場所へと来るのを待つ。
たどり着きさえすれば、一瞬にして船内へと引き込めるように。
労う意味での食事。ケガがあればそこを修復できるよう、さらに強化の準備も進めている。
以下略
657
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:10:27.83 ID:DSeWe+fJo
ヘレンが「問題ない」と判断したのにはいくつか理由がある。
ひとつは既に回収の準備ができていて、目的の地点へ到着さえできればいいということ。
致命傷を受けるほどの強烈なダメージはなく、毛を刈られてこそいるがそれは新たなサンプルを集める程度の意味しかない。
以下略
658
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:10:57.96 ID:DSeWe+fJo
ヘレンがハンテーンの確認のために画面を切り替えようとしたとき。
アバクーゾの視界カメラに黒い『なにか』が降って来た。
以下略
659
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:11:39.01 ID:DSeWe+fJo
その泥の中から『なにか』が生えてくる。
少女のようだが、シルエットは不自然で。
目は不自然に赤く光り、笑う口は左右に裂けて恐怖を煽る。
以下略
660
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:12:11.75 ID:DSeWe+fJo
噛み砕かれ、啜られる音。
『拒絶しないで』
アバクーゾの反応が急速に消失していく。
以下略
661
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:12:46.15 ID:DSeWe+fJo
ヘレン「……この星に、こんなテクノロジーが? ありえない」
マシン「………」
残されたデータすべてにバックアップを取り、ヘレンが忌々しげにつぶやく。
以下略
662
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:13:26.34 ID:DSeWe+fJo
マシン「……データに一致するものはありませんでした。カースに近い性質かと思いましたが、しかし生物的すぎます」
ヘレン「そう……流石に賢いわ。あれは別物……生物の範疇を越えた、ね」
ヘレンがこめかみを指で叩く。
以下略
663
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:14:11.06 ID:DSeWe+fJo
ヘレン「私の命令だけを聞く、機械人」
彼女が作ったものは、決して従うことを無理強いされるわけではない。
そして、行動に対して一切の制限は設けられない。
以下略
664
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:14:41.84 ID:DSeWe+fJo
マシン「……違う、とは?」
ヘレンがまた、大きなため息を吐いたのを見てマシンが聞く。
それを望んでいるように見え、そうすべきだと『思考』したからだ。
以下略
665
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:15:11.17 ID:DSeWe+fJo
マシン「マム……?」
ヘレン「……あれは、もともとあるものを繋げて作ったメビウスの輪」
理解させるための言葉か、それとも整理のための独り言か。
以下略
666
:
◆IRWVB8Juyg
[saga]
2013/08/11(日) 15:15:51.83 ID:DSeWe+fJo
マシン「これは……刺突。斬撃ではなく、抉ることにより機動力と防御力を下げることを目的としているようです」
状況を分析し、マシンが言う。ヘレンはただディスプレイを見つめている。
マシン「いかがしましょうか、マム。どうやら逃走経路を予測されているようです」
以下略
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