過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/26(金) 23:35:16.73 ID:RSWVhOEU0

――――――同日、夕方。


セシリア「あの、織斑さんはどうしていますか?」

千冬「…………重傷だ」

箒「いったいどういうことですか?」

千冬「率直に言おう。私も迂闊だった」

千冬「織斑の『白式』の単一仕様能力『零落白夜』はISの絶対防御を貫通する能力があった……」

セシリア「………………!?」

箒「………………!?」

千冬「つまり、試合中に危うく殺人事件が起きそうになったということだ」

千冬「織斑は元々『零落白夜』の特性を知っていて使用を控えていたが、

千冬「運悪く「最適化」してあの時は必死だったからそれに気づくこともできなかった」

千冬「最後の一撃は『零落白夜』を前提としなかった攻撃だったから、あれほど踏み込んだ攻撃になった」

箒「……織斑先生」

千冬「すまない! セシリア・オルコット!」

セシリア「せ、先生!?」

千冬「私はこの試合、勝つのは弟だと期待していた」

千冬「私に成長した姿を披露してくれるものだと舞い上がっていた!」

千冬「最初から弟が勝つと決めつけていた!」

千冬「私は教師という領分を超えて弟を贔屓目に見た!」

千冬「その結果、オルコットを危険に晒し、大切な弟に心の傷を負わせてしまった!」

千冬「――――――教師失格だ!」

千冬「すまない、すまない!」

セシリア「あ、あの私はこうして何ともありませんから、どうかお気になさらず」

セシリア「私も織斑さんの言う通り、代表候補生としての品性と英国人としての礼儀を失していました」

セシリア「あの、事の元凶である私が言うのは図々しいかもしれませんが、織斑さんの事を任せていただけませんか?」

千冬「すまない、オルコット。そうしてやってくれ」

千冬「あの子は独りであることに何よりも怖れる。きっと人の手の温もりを求めて悶えていることだろう」

千冬「私はこの通り、手がずっと震えてかけるべき言葉も喉から出せない」ブルブル

箒「私も……!」

千冬「すまないが、篠ノ之。ひとまずは当事者に任せてはくれないか。その後で、協力して弟の面倒を頼む…………」

箒「わかりました」

セシリア「箒さん。こんな私ですが、どうかその時は……」

箒「ああ、わかった。任せておけ」

千冬「…………本当にすまない」




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