過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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2013/07/26(金) 22:47:52.73 ID:RSWVhOEU0
千冬「ではクラス代表を決めるぞ。自薦他薦問わない。誰かいないか?」
女子「織斑くんを推薦します」
周囲「私もそれがいいでーす」ガヤガヤ
千冬「だ、そうだが、どうする織斑?」
一夏「おれ……私は初心者ですし、こういったことは経験したことはありませんが、他にいないのなら――――――」
セシリア「納得いきませんわ!」バンッ
セシリア「そんな人選認められませんわ! クラス代表が男だなんていい恥さらしですわ!」
セシリア「―――(中略)―――だいたい文化的にも後進的な極東の辺境の島国で暮らさなくてはならない事自体、私にとっては耐え難い苦痛で――――――」
一夏「へえ……」ピクッ
セシリア「あらどうしました?」
千冬「………………!」
箒「(千冬さんの表情が変わった?)」
一夏「確かにイギリス王室の気高さは素晴らしいものでしたよ。まさに神の御加護を受けし世界に冠たる国です」
セシリア「当然ですわ」
一夏「それならクラス代表、セシリアさんがなってくれるってわけですよね」
セシリア「あら、やはりあなたはいくじなしですわね。ほら、見なさい。男なんてみんなこういうものなのよ」
一夏「でも、いいかな? さっきの言葉だけは許せないから」
セシリア「『男である』ことをなじられたのが気に障ったかしら?」
一夏「そんなことじゃないよ。そんなことじゃ」
一夏「………………ふう」シンコキュウ
一夏「自分の優位性を示すためなら相手を貶める物言いを平気でするあなたの人間性を疑っている」
山田「お、織斑くん……(ゾクゾクするような凄く冷ややかな視線)?!」
一夏「代表候補生の品格とはそんなもんですか? それとも、」
一夏「――――――大英帝国の品位とはそこまで堕ちたのですか?」
セシリア「」カチン
セシリア「あなた、よくも祖国の侮辱を…………!」
千冬「………………」ヤレヤレ
セシリア「決闘ですわ! あなた、私と戦いなさい」
一夏「いやだ」
セシリア「なっ!?」
一夏「決闘……? 私闘は禁止でしょ――――――おね……織斑先生?」カタニノセラレタテ
千冬「織斑。売り言葉に買い言葉だ。お前も捲し立てた以上は、互いの信念と矜持をかけて決闘を受けてやれ」
一夏「……わかりました」
セシリア「ふん」
箒「(一夏、お前はいったいどうしたというのだ?)」
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