過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 21:41:27.00 ID:nll560B/0
予想以上に自分の思考が読まれていることに戦慄を覚えつつ、先にすたすたと歩き出した雪ノ下の後ろを俺がついていく。
時間が惜しいと思っているせいか、彼女の足取りは速い。時計を見るともう昼休みの時間の半分近くが過ぎていた。あれ?
そもそも雪ノ下はなんであんなところにいたんだ?まさか……
以下略
382
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 21:44:30.97 ID:nll560B/0
その日は試験だけで学校は午前だけで終わるから、午後に何か特定の予定があるわけではない。しかし、由比ヶ浜との
約束の日が迫っているから色々と準備しないといけないだろうし…………いや、待てよ?
「あいているのなら…………あけておいて頂戴。私、あなたと話さなければならないことがあるから」
以下略
383
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 21:49:09.55 ID:nll560B/0
「今渡したメモに……私の携帯の番号と……アドレスが書いてあるから…………もし何かあれば、そこに……」
「あぁ……そういう…………わかった」
それはわかったが…………何もこんな渡し方しなくても。なんか髪が触れそうになったし、いい匂いがしたし、無駄に
以下略
384
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 21:51:28.56 ID:nll560B/0
珍しく雪ノ下の声がどんどん小さくなっていった。いや、まぁ確かにそれをわざわざ俺に言う必要はないよな。それは、
嘘をつくとかそういう次元の話ではない。俺が黙っているとこちらをチラチラ見られるのでさっさと言葉を返す。
「別に俺がそれを知らないからどうって話でもないしな。小町も同じ部活の人間ってことで渡しただけで、そんなに深い
以下略
385
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 21:54:26.15 ID:nll560B/0
「だからなのよ…………私が試験終了日を指定したのは。おそらくその方があなたにとっても都合が良いと思って」
「……そういうことか。……まぁ……そう、だな」
確かに元々俺は雪ノ下と二人で話をしてから由比ヶ浜に会うつもりでいた。しかし、いざそれが確定事項のようになって
以下略
386
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 22:10:55.37 ID:nll560B/0
「そういうことではなくて…………その……私と話をする時に……叶えられるかどうかはわからないけれど、できるだけ
あなたの希望していることを言ってほしい」
話している間に雪ノ下は下の方を向いてしまった。い、今さりげなく凄いことを言われたような気がするぞ。まるでそれ
以下略
387
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 22:18:28.08 ID:nll560B/0
俺の言葉に雪ノ下は顔を上げてくれた。ただ、その表情は少し驚いているように見える。あれ?そういえば、いつから俺
は雪ノ下が自分に対して遠慮なんてするようになったと思うように…………?俺の疑問を感じ取ったのかはわからないが、
雪ノ下は部室の扉の方に歩いていく。
以下略
388
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/08/29(木) 22:19:39.04 ID:nll560B/0
今回はここまでです。次回は土日くらいを目途に。
389
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/08/29(木) 22:27:56.05 ID:iEB9eDuMo
乙
390
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/08/29(木) 23:39:22.95 ID:X3+3/tnUo
乙乙
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