過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
1- 20
779:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[?(]
2013/10/10(木) 21:44:28.62 ID:pkK18IwT0
?(


780: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:13:02.16 ID:uMgeVN9Q0
ちょっと中途半端なところで区切ることになると思いますが、続きを投下します


781: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:16:39.62 ID:uMgeVN9Q0
「ヒ、ヒッキー…………」

結衣は震えるような声で俺をそう呼ぶと、その後はちゃんとした言葉にならずに今度は彼女が嗚咽を漏らし始める。俺は

いったん抱き寄せていた体を引き離し、涙を流している結衣を見てポケットからハンカチを取り出そうとする。すると、
以下略



782: ◆9po.At9326[sage]
2013/10/12(土) 22:18:35.70 ID:GPX0XxTC0
やっときた
うれP


783: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:19:39.76 ID:uMgeVN9Q0
「もう……大丈夫、だから……」

「あ、ありがと…………その、……ヒッキーは?」

「え?」
以下略



784: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:22:54.69 ID:uMgeVN9Q0
しばらくそんな状態に身をゆだねていると結衣の嗚咽も収まってきた。彼女が俺の背中に回していた手を引っ込めたので

自分もそれに応じて抱きしめていた結衣から体を離す。正面で向き合うようになって、また彼女から話しかけられる。

「ヒッキーもあんまり……無理しないでね。さっき言ったことも……別に、あたしは……」
以下略



785: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:25:21.74 ID:uMgeVN9Q0
元気よくそう返事をして結衣は歩き出し、扉を開けて外に出るといったん振り返ってこっちを見て胸の前で手を振った。

俺も手を振って返事をすると、彼女はニッコリと笑ってからぱたぱたと足音をさせながら部室から遠ざかっていった。


以下略



786: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:30:45.62 ID:uMgeVN9Q0
「私…………あなたのこと、好きよ」


既にほぼわかっていたことではあったが、いざ本人から直接言葉にされるとなるとやはりそのインパクトはケタ違いの

以下略



787: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:34:41.23 ID:uMgeVN9Q0
「比企谷くんは…………私のこと、好き?」

懇願するような彼女の声色に、胸の内が波立つような感覚に襲われる。しかし、その質問に対する答えはもう決まって

いた。俺は、雪ノ下の横顔に向かってこう告げる。
以下略



788: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/12(土) 22:38:38.60 ID:uMgeVN9Q0
足音が止まり、部屋のドアがバタンと閉められる音がした後は、しばらく何も聞こえなくなった。

何度か、部屋に様子を見に行こうかとも思ったが、さっきの彼女との会話を思い出してその気持ちを胸の内にしまう。

俺はただソファに座ったまま、窓の外を眺めて時が過ぎ去るのを待つほかはなかった。
以下略



937Res/580.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice