過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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862: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 22:51:28.03 ID:0BVq5QXS0

「これを使うのはとりあえずいいとしても…………ガラス製だから、温かい飲み物は入れられないわね」

「あっ……そ、そっか。ごめん、そこまで考えてなかった……」

以下略



863: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 22:53:41.84 ID:0BVq5QXS0
「……良かった。じゃあ、あたしたちのことも…………そうしてね?」

「……そういうことか。それは…………うん、重々承知しているつもりだ。由比ヶ浜、雪ノ下」

俺は彼女らの方を向いてそう答える。俺の言葉に、二人とも安心した顔になって微笑み返してくれた。
以下略



864: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 22:56:16.22 ID:0BVq5QXS0
「今回の勝負は、完全に私の負けよ。そもそも、平塚先生の依頼を比企谷くんが拒否したところから私とあなたの勝負は

始まったわ。私とあなたでどちらが人に奉仕できるか、とね。それであなたは相変わらず、更生することを認めていない。

それなら、おのずと勝負としてはどちらが人に奉仕できたのか?ということになる。その結果は火を見るより明らかよ。
以下略



865: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 22:58:48.80 ID:0BVq5QXS0
「比企谷くん」

「は、はい」

「比企谷くんは、その……“らしくない”私とは…………向き合ってくれないのかしら」
以下略



866: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 23:01:05.42 ID:0BVq5QXS0
しかし、雪ノ下の言う“命令”というやり方に、抵抗がないわけでもなかった。だから、俺は彼女にこんなことを尋ねる。

「でも…………いいのか?雪ノ下は俺がこれから言うことは把握しているとは思うが……こんなこと、命令しても……。

命令するような類のお願いじゃないし、それにもしお前がそれを望まないのであれば……」
以下略



867: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 23:03:35.47 ID:0BVq5QXS0
…………やっと俺はこの言葉が言える。

一度目は単なる拒絶。

二度目は今から思えば…………あれも照れ隠しだったんだろうか?
以下略



868: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 23:06:10.24 ID:0BVq5QXS0
――――これで、ようやく“答え”を出すことができた。

とはいえ、実際にやったことといえば人間関係に適当なラベルを貼り付けただけのことなのかもしれない。

でも、それはとても意義のあることだと俺は思う。何故なら、俺と彼女がずっと避けてきたことなのだから。
以下略



869:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/22(火) 23:07:07.46 ID:b95LbJPmo
乙!!


870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/22(火) 23:07:53.89 ID:hYEi4vW1O
乙!
すごい楽しかった!!


871:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/22(火) 23:08:53.93 ID:XPIyLAOv0
乙!
大満足です!


872: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 23:09:04.78 ID:0BVq5QXS0
とりあえずこのSSはこれで終わりです。感想とか、まあ野暮だとは思いますが質問とかあったら、それも含めて。

ちょっと1時間くらい席外します。


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