29:1[saga]
2013/08/01(木) 23:58:53.80 ID:dwODWL1G0
さやか「そ、そういえば、マミさん?」
マミ「なぁに、美樹さん?」
さやか「マミさんは、キュゥべえとも知り合いなんですよね?」
マミ「……ええ、そうよ」
さやか「それじゃあ……、キュゥべえって、一体何なの?
別の世界から来た妖精とか、そんな感じ?」
マミ「そういえば、キュゥべえについてはまだ説明してなかったわね……。
実はね……、キュゥべえは、他の星から来た種族なの」
さやか「他の星ってことは……、あいつ、宇宙人なの!?」
マミ「人と言っていいのかは分からないけどね。
それと、彼の仕事はね、この星の人間の少女達と契約して、魔法少女を産み出すことなの」
さやか「契約って?」
マミ「キュゥべえは、彼自身が選んだ女の子達に願い事を何でも一つ叶えてあげると約束し、その代わりに魔法少女になってもらうという内容の契約を結んでいるの」
まどか「そうなんですか……。
でも……、ほむらちゃんも魔法少女なんですよね。
それなのに、どうしてキュゥべえにあんな酷いことをしていたのかな?」
マミ「もしかしたら、新しい魔法少女が産まれることを阻止しようとしていたのかもしれないわ」
まどか「どうしてですか?
魔法少女の仲間が増えるのは、いいことだと思うんだけど……」
さやか「そうだよ。
同じ敵と戦っているなら、仲間は多い方がいいんじゃないの?」
マミ「それが、そうでもないの。
むしろ、競争になることの方が多いのよね」
まどか「そんな……、どうして」
マミ「魔女を倒せば、それなりの見返りがあるの。
だから、時と場合によっては手柄の取り合いになって、ぶつかることもあるのよね」
さやか「つまりあいつは、キュゥべえがまどかに声掛けるって最初から目星を付けてて、それで朝からあんなに絡んできたってわけ?」
マミ「その可能性も、否定は出来ないわ。
ただ……、私にはどうも、彼女にはそれ以外の事情があるようにも思えるの」
さやか「どんな事情が?」
マミ「そうねぇ……。
……二人とも、ここからの話は誰にも言わないって約束出来る?」
まどか「は、はい!」
マミ「美樹さんは?」
さやか「もちろん、あたしも今日聞いたことを誰かに話したりするつもりはないです」
マミ「それじゃあ、言うわね。
実は―」
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