過去ログ - 世界が終わる前に考えた、いくつかのこと
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12: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:31:04.29 ID:p/27QdiH0

「大きくなると、背が伸びて目線だって高くなります。
 でも、それは少し嬉しくて、悲しいことだと思います」

「遠くが見えるようになって、世界が狭く見えるよな。
以下略



13: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:32:03.36 ID:p/27QdiH0

「僕に都合のいい人間だけを周りに集めていたんだよ。
 自分を肯定してくれる人。合わせてくれる人だとか。
 そうしないと、僕は僕に自信が持てなかったからだな」

以下略



14: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:32:55.97 ID:p/27QdiH0

「実際、何もないと思ってたけど、色々あるもんだよな」

正確に言えば、見えるという意味合いでは何も見えない。
けれどそこには、見えない僕の幼少期の思い出があった。
以下略



15: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:33:41.54 ID:p/27QdiH0

不法侵入も今さら何もないが、内心できちんと謝っていた。

彼女は百葉箱をこじ開けていた。何をしてるんだろう。
そして、僕は竹馬に乗りつつも彼女に近づいて行った。
以下略



16: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:34:14.95 ID:p/27QdiH0

僕らは「あの頃なりたかった僕ら」になれたんだろうか?

学校の先生は神様みたいで、絶対で、とにかくすごい。
誰からも好かれる先生。大人ってすごい。かっこいい。
以下略



17: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:35:55.27 ID:p/27QdiH0

「ねえ。君は。君の小さな頃の夢って、何だったのかな」

「私は、何でしたっけ。お菓子屋さん、とか書きました」

以下略



18: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:36:52.89 ID:p/27QdiH0

僕はぜえぜえと息を切らしているのに、彼女は涼しい顔だ。

もう、家の半分以上が消滅している。かなり危険だった。
止めようとしても、彼女は戻る様子もなく、後を追った。
以下略



19: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:37:52.92 ID:p/27QdiH0

「えー、では、読み上げますよ。先輩の黒歴史をどうぞ」

感情を込めて読み上げる彼女の声で、僕は少し思い出した。
前置きが長いし、読書感想文みたいだ。話が飛んでるよ僕。
以下略



20: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:38:53.96 ID:p/27QdiH0

僕って、昔から言葉にするってことが苦手だったっけな。

幸せにすることって何だよ。これじゃ、減点されちゃうよ。
ああでも、これだよ。全然定まってない、これが僕の夢だ。
以下略



21: ◆DmLHJ6FzMs[saga]
2013/08/02(金) 15:39:42.47 ID:p/27QdiH0

今からでも間に合うだろうか。僕の夢は叶うのだろうか?

もう十年近く前の僕の夢を、今十年越しに叶えるんだ。
あの時の僕と同じように、思ったことをそのままする。
以下略



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