11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/03(土) 01:02:31.21 ID:ISLZlb1Q0
魔王「見逃してほしいんだ。ここに魔王城があって、魔族の生き残りが住んでいることを、誰にも公表しないでほしい。勿論、人の王にも」
勇者「な、なに言ってるんだよ?俺は勇者でお前は魔王だ。そんなことできるわけないだろ」
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2013/08/03(土) 01:04:59.18 ID:ISLZlb1Q0
魔王「というわけで私たちに害はない。だからここで戦うのも、自国に戻って王にこの居場所を報告するのもやめてほしい」
勇者「勝手なことを!!魔王の言うことなど信用できるか!!
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2013/08/03(土) 01:05:52.95 ID:ISLZlb1Q0
勇者「そんなもの見て何になる」
魔王「まあそうカリカリしないで、ところで夕食は口にあったかな」
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2013/08/03(土) 01:07:21.96 ID:ISLZlb1Q0
竜人「はい、こちらが勇者様のお部屋ですよ。何かあったらこちらのベルを鳴らしてくださいね、すぐ参りますから」
勇者「やたらと豪華だな。なんというか敵にこんな待遇を受けて複雑な心境だ」
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2013/08/03(土) 01:09:45.29 ID:ISLZlb1Q0
魔王「……」
魔女「さすがにすぐ承諾しないねー、勇者」
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2013/08/03(土) 01:10:37.17 ID:ISLZlb1Q0
魔女「魔王様はそんなに色々みんなのことを考えてくれてたんだねー
まあそりゃちょっとは外に出たいって考えてるのもいると思うけどさ
結構みんなこの島気にいってるよ?魔王様のこともね」
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2013/08/03(土) 01:11:31.38 ID:ISLZlb1Q0
魔王「……ん。そういえば勇者くんの仲間が森にまだいるのだった」
魔女「ああ、そうだね」
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2013/08/03(土) 01:12:43.81 ID:ISLZlb1Q0
勇者「なんだかんだで飯も食って夜もここに泊まることになってしまった」
勇者「まさか飯に毒入ってたりしないよな?魔王ならそんな姑息な手使わないか。
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2013/08/03(土) 01:13:47.57 ID:ISLZlb1Q0
勇者「旅の途中で全然魔族に出会わないから不思議だったんだけど、どうやら今生き残ってる魔族はこの島に住んでるそうだ」
戦士「ならば、王の勅命を遂行するには好都合だろうな。……しかし…」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/03(土) 01:14:31.00 ID:ISLZlb1Q0
翌日
神官「この先に……魔王が……!」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/03(土) 01:16:05.19 ID:ISLZlb1Q0
魔王「だから子どもと呼ぶなぁ……魔族の血のせいで成長は遅いが、私も勇者くんと同じ年くらいだぞぉ…
ああ、それにしても眠い。いつも言ってるが、朝食の時間が少し早いのでは?竜人」
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