過去ログ - P「2人きりの」 あずさ「夏祭り」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/04(日) 02:46:49.39 ID:Gcyc0BGn0
「ごめんなさい、いけませんね…でも、プロデューサーさんにしか…」
「…良いんですよ…俺は、あずささんのそのままの姿が好きなんです…」
「えっ…?」
「いつも、無理をしてるでしょう…皆が辛い時も、自分だけは、笑ってなきゃって、励まさなきゃって…不安な時でも、皆の為に…」
「…」
「俺にだけでも、そう言う弱いところ、見せてください…」
「…良いんですか?私、甘えちゃいますよ?」
「…甘えてください、俺に」
「…っ…うふふっ…そう言って貰えると、私も気が楽です」
「そうですか…あ、雨、止みましたよ」
「ええ…行きましょうか」
「はい」
「…あら?」
「どうか、しましたか?」
「鼻緒が切れてしまって…」
「…はい、あずささん」
「え?」
「そのままじゃ、どうしようもないでしょ?」
「…はい…お願いします」
背中に感じる、柔らかな感触。
駐車場まで、どのくらいあっただろうか?
俺の自制心は、どこまで持つのか?
背中越しに感じるあずささんの吐息、耳元に囁かれる小さな声。
「…ある意味、拷問かな…」
「え?」
「いえ…さ、行きます…よ!」
駐車場まで、歩いて15分。
その間も、貴重なあずささんとの、2人きりの時間だった。
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