過去ログ - P「2人きりの」 あずさ「夏祭り」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/04(日) 02:51:05.71 ID:Gcyc0BGn0

「あーあー…見せつけてくれちゃって」

傘を三本腕に提げて来て、間抜けな姿だな、と自分でも思う。
神社の境内でプロデューサーを見かけたけど、でも二人きりの空間が出来上がっていたので、声もかけられず、今、あずささんを背負って歩いていくのを見送る。

「ねーねー、りっちゃん、どうするの?」

「…ほら、あんた達、まだ射的がやり足りないとか言ってたでしょ」

今、鉢合わせするのは何だか気まずい。
適当な時間つぶしの方法を考えては見たが、それも無理らしい。

「うぇー、さっき景品をめっちゃ取ってきたらそこら中の射的屋さんから出入り禁止にされちゃったよ」

「…どんだけ当ててんのよ…」

「ねえ、律子…さん、とりあえず、ミキ達ももう少しブラブラしよ」

「…あんたは良いの?」

「ミキは、ハニーが一番幸せにしててくれるのが、一番幸せなの」

「…ミキミキ、超オトナー」

「でしょ?ミキもそう思うな」

「…はぁ、良いなぁ…」

溜息をついたそばから、今度は真美が私に絡んでくる。

「あ、りっちゃん、にーちゃんあずさお姉ちゃんに取られちゃって寂しいんだー」

「う、うるさいわね!そんな訳無いでしょ!ほら、たこ焼きでもお好み焼きでも買ってあげるから、行くわよ!」

「「「ハーイ!」」」

ホント、世話の焼ける2人だこと…
そんな事を考えながら、私は亜美と真美と美希を連れて、出店の並ぶ商店街へと足を向けた。







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