683:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/13(日) 00:22:34.19 ID:wMbs8pGKo
兄(何笑ってやがる。悲劇のヒロインのつもりかよ)
母「だからせめてもの償いとしてお父さんはあの子に旅行に行くように言ったの。あたし
も笑って賛成した。それがお父さんとの最後の共同作業ね。でもさ。連休中はお父さんも
お母さんもそれぞれの相手と・・・・・・・」
兄「もういい。そんな汚い話はこれ以上聞きたくない」
母「どうしたの? もうあなたには関係のない話でしょ。あなたの学費と生活費は面倒み
るって言ってるのだし」
兄「そうじゃねえだろ」
母「何が言いたいの」
兄「何で父さんが妹友の母さんと付き合ってるんだよ。知ってるんだろ? 妹友は姫の親
友なんだぞ」
母「それってお母さんの責任なの?」
兄「・・・・・・・そうは言わねえけど」
母「あたしが仕事ですごく忙しかったことがあってね。妹の学校行事に行けないことがあ
ったの」
兄「ああ」
母「お父さんは妹が大好きだったから。保護者がいないんじゃあの子が肩身の狭い思いを
するだろて言ってね。自分が学校行事に参加するって言ったことがあったのよ。お父さん
だって忙しかったのにね」
兄「それで?」
母「妹は喜んだわ。大好きなお父さんが学校に来てくれたって。でも、そのときにお父さ
んは同級生のママと、妹友ちゃんのママと知り合ったの」
兄「・・・・・・それって」
母「うん。それからその二人の不倫が始まったらしいよ。まあ、今となってはどうでもい
いけど」
兄「どうでもいいって」
母「お母さんにも今は彼氏がいるしね。会社の上司で離婚している人だけど」
兄「そんなこと聞いてねえよ。どうでもいいって言ったよな? 姫の気持もどうでもいい
のかよ。父親が親友の母とできてるんだぞ」
母「・・・・・・まだ妹はそのことは知らないはずだし」
兄「アホか。いつかはばれるに決まってるだろうが。いったいこの先姫のことをどうする
つもりだよ」
母「あたしが引き取りたい。でも、父さんも同じことを言ってるから」
兄「だからって姫に選ばせるのかよ。何でそんな残酷なことができるんだよ」
母「・・・・・・もう、そうするしかないのよ。知ったようなこと言わないで!」
兄「それによ。妹友のところにだって実の父さんはいるんだろ? そっちはどうなる」
母「そんなことは知らない。知りたくもない」
兄「・・・・・・結局、妹はどうなるんだよ。母さんを選んでも父さんを選んでも他人と一緒に
暮らすことになるじゃねえか」
母「あの子があたしを選んでくれたら、絶対に不幸にはしない。彼だって大事にするって
言ってくれてるし」
兄「それ本気で言ってるの?」
母「・・・・・・」
兄「家族大好きな、何よりもうちの家族が大好きな姫がそれで幸せになれると本気で思っ
てるの?」
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