過去ログ - 妹と俺との些細な出来事
1- 20
853:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/19(火) 23:12:15.76 ID:8/j3DU9wo

「久し振りにここに来たなあ」

「今日って気温はどうなんでしょう」

「さあ。何で?」

「その・・・・・・。ひょっとしたら泳げるかなと思って水着を」

「持ってきたの?」

「ちょっと。どこ見てるんですか」

 あたしはお兄さんの視線に狼狽した。でもその感覚は決していやなものではなかった。
むしろ、こんなに悩み多い今、初めて心がときめいて、そして少しだけ安らぐ感じがした。
話題としてはエッチな話だったのに。

 多分あたしは何にせよお兄さんの関心をひきつけたことが嬉しかったのだろう。

「ああ、すまん」

「・・・・・・どうせあたしは胸はないです」

「へ? ああ、問題ない。その方が好みだから」

「お兄さんのエッチ」

「ちなみにどんな水着なの」

「教えてあげません」

「けち」

「全くもう。今の今までシリアスな話をしてたというのにお兄さんときたら」

「おまえがいかにも俺に水着を見せたがっているような発言をするからだろ」

「誰がそんなことを言いました。そんなわけないでしょ。どこまで自己中なんですか」

「おまえとはキスした仲だしな」

「あ、あれは。妹ちゃんに発見されそうだったから偽装工作として」

「いやあ。でも女の子の唇って柔らかいのな」

「・・・・・・マジで殺す」

「つれないなあ。何ならもう一度してくれてもいいんだぜ」

「・・・・・・うっさい。死ね」

「おまえ顔真っ赤だぜ」

「・・・・・・知りません」

「そろそろ戻るか。あいつらも起きる頃だろうし」

「はい」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1210.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice