過去ログ - インデックス「この向日葵を、あなたに」
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[saga]
2013/08/08(木) 12:33:20.73 ID:q8CRr7Mk0
リーリーリーリー、リリリリ……
単調なリズムが止めどなく思考の螺旋に陥る前に、眠りへと誘ってくれる。
いつもは側にいる筈の、もう居ない『彼』の代わりとなった自分を。支えてくれた彼女の気配が――?
気配は、あった。それも、直ぐ横に。
上条「何やってんの――お前?」
インデックス「しー、なんだよ?小萌にバレたら、めっ、されちゃうんだから」
上条「いや俺もしたいぐらいの話なんだが。怖い夢でも見た?それともトイレ――いひゃいいひゃいいひゃい!」
インデックス「れでぃに向かって失礼なんだよ!」
上条「いやでもお前こないだの深夜映画、『TheThin○』見て無茶苦茶ビビってたじゃねーか」
インデックス「あ、あれはっちょっと驚いただけなんだよ!まさかクトゥルフ系の使い魔が存在するとは思わなかったし!」
上条「フィクションだからな?実物によく似たヌイクルミとか、絵を動かしてるだけだから」
インデックス「むー、とうまが一人で寝れないんじゃないか、って心配してきたのに!」
上条「あーはいはい。シスターさんは優しいですねー」
インデックス「……明らかに棒読みなんだけど」
上条「んな事ぁないって……なんだったら、一緒に寝るか?」
インデックス「えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
上条「ばっ!?声大きいって!」
インデックス「だ、だってとうまと一緒になんて!」
上条「仕方がねぇだろうが!他の布団使ってたら、土御門達が帰ってきて、間違えて潜り込むかもしれねぇじゃねぇか」
インデックス「……う。それは嫌なんだよ」
上条「だろ?ほれ、来いって。とって食いやしないから?」
インデックス「で、でも」
上条「……やっぱ小萌先生へ頼みに行こうか?」
インデックス「それは……何か、何かなんだよっ」
上条「……どーしろっつーんですか」
インデックス「……とうまは、変なこと、しないよね?」
上条「……変な事って」
インデックス「まいかが言ってたんだよ!」
上条「しねぇよっ!つーか俺が紳士じゃなかったら、同じアパートで事故ってるわっ!」
インデックス「事故?アパートの中でも事故が起こるんだっ?」
上条「あぁそうだインデックス!当てちゃうと人生ゲームがコールドゲームになるぞ?」
インデックス「でも生まれてくる子に罪はないかも?」
上条「知ってんじゃん!?遠回しに帰れっつってる俺の努力を返してっ!」
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