過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
1- 20
139: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/31(土) 20:55:48.71 ID:2wffK/fl0


罪木「豚神さん。七海さん。それから、江ノ島さん……。私が時間を稼ぎます」

豚神「お、おい!どういうことだ罪木!」

罪木「このまま霧切さんをそのままにしておくのは無理ですし、かといって霧切さんの力に頼らずに勝てる相手だとも思えないんです。だから、私が霧切さんが戦う意思を取り戻すまで、時間を稼ぎます」

七海「それは無茶だと思うな。…霧切さんが戦えるようになるかはわからないし、一人でどうにかできる相手でもないと思うよ」

罪木「いいえ。霧切さんは必ず、もう一度立ち上がります。私は、信じてますから…っ!」

霧切「…………っ…」

霧切の瞳が、わずかに揺れる。
だけれど、それ以上の反応は無かった。

罪木「それに……」


罪木「座して死を待つなんて…そんな事したら日寄子ちゃんに怒られちゃいます!」


罪木はそう叫んで、懐から注射器を取り出す。
それを素早く両腕に打ち込んだ。
びくり、と腕が痙攣して、麻酔が行き渡るのを感じる。

ナエギ「その程度の小細工で、ボクに勝てると本気で思ってるの?」

罪木「勝てるか、じゃないですよ。勝つんです。もうただ逃げているだけの私じゃない…大切なものを守るために、戦えるッッッ!」

罪木は感覚を捨てた両の拳を構え、駆ける。
今、ここで、己の全身全霊を賭けて、目の前の敵を倒す。
もう弱い、足手まといの罪木の姿はない。
そこには、大切なものを守るために全てを捨てて戦う、強い少女がいた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
349Res/393.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice