過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/08/31(土) 21:12:32.61 ID:2wffK/fl0
ナエギ「呆気ないもんだね…まあ、所詮データにはこの程度が限界だよ。むしろ彼女にしては良くやった方じゃないかな」
七海「……っ」
豚神「……七海、江ノ島。後は任せたぞ」
江ノ島「はあ?アンタまで何言ってんの?さっきの見たでしょ?あそこまでやった罪木ちゃんが負けたのにアンタが行ってどうなるってのよ」
豚神「このまま待っていても全員が消えるだけだ。ならば俺が少しでも時間を稼ぐ。罪木と同じように、俺も信じる…仲間を。霧切が必ず、もう一度立ち上がると」
霧切「……私……は…」
豚神「例えどんな絶望が待っていようとも──前に進まなければ何も変わらない!」
豚神「それに…別にアイツを倒してしまっても構わんのだろう?」
豚神は、桑田との戦いで使い物にならなくなったはずの拳銃を取り出す。
何かに使えると思って持ってきたものだったが、この鉄屑の使い道をようやく理解する。
一発の弾も入ってない拳銃を、何の迷いもなく、ナエギへと向ける。
──まるで、弾が出ることを、予知したかのように。
豚神「頼むぞ…俺は、仲間を、自分を……信じる」
だから、引き金を引けば、銃弾が飛び出すことさえも、信じる。
普通に考えれば、それはあり得ない。
弾が入ってないことは、もう嫌ってほどに確認している。
そこから銃弾が飛び出すわけはない。
それでも、信じる。
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