過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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145: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/31(土) 22:07:57.18 ID:2wffK/fl0

ナエギ「流石に…超高校級の絶望だけあるよね……全く、しつこいったらありゃしないよ」

少しばかり疲れたような表情を見せていたが、その身体には傷一つない。
霧切は顎に手を当てて、最善の策を模索する。

霧切(…………)

僅かに見えた光明。
そして目の前のナエギが、発した言葉。
霧切はそっと七海に近付いた。


霧切「さあ、次は私が相手よ、ナエギ君?」

ナエギ「へぇ、わざわざ君ひとりで戦うのかな?七海ちゃんと一緒に戦った方が良いんじゃないかな?」

霧切「私の推理では、七海さんは私たちの中でもイレギュラーのはず。推測するに…彼女は直接現実とリンクしてるんじゃないかしら?もしそうであるなら、電脳の死は避けたいはずよ。だからこそ、死んでも復活できる、なんて措置がされていたのだから。そう考えたなら、わざわざ七海さんを危険に晒すこともない」

ナエギ「非力なキミひとりで、ボクに、勝てると?」

霧切「ええ、そのつもり、よっ!」

霧切は素早く懐のナイフを取り出し、ナエギへと斬りかかる。
ナエギはそれを涼しげな表情で受け止めた。

霧切「貴方はどうして…私達と敵対するの?」

ナエギ「キミが知る必要はないよ」

霧切「貴方が言っていた姉…それがこの世界の黒幕なのかしら?」

ナエギ「……ま、そうだね」

鍔迫り合いを続ける霧切とナエギ。
その表情はお互いに冷静で、気を抜けばどちらかが死ぬ、そんな雰囲気を漂わせていた。

霧切「姉…というからには、女なのでしょうね」

ナエギ「少なくとも、男を姉と呼ぶ趣味は無いよ」

霧切「……そう」

ナエギ「さて、下らないお喋りは終わりにしようか」

ナエギはまるでゲームのように何もない空間からナイフを生み出し、それを振るう。
霧切は一撃を避けようとバックステップする。

ナエギ「ふんっ」

しかしそれを見抜いていたかのように、ナエギは地を蹴り距離を詰めてくる。
霧切は顔を苦渋に歪め、何とか振り切ろうと地を蹴るが、ナエギの方が一枚上手だった。

ナエギ「これで、終わり──!?」



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