過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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146: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/31(土) 22:34:46.78 ID:2wffK/fl0

ナイフを振るおうとする直前、背後にわずかな気配を感じて裏拳の要領で背後へと振る。

七海「っ!」

背後から奇襲を仕掛ようとした七海はナエギの化け物じみた反応に眼を見開きながらも、なんとかその攻撃を避ける。

ナエギ「全く…あんな大胆に嘘をつかれちゃうと、こっちも少し驚くよね。だけどキミたちの策はこれで破れ──」

霧切「そのすぐに油断する癖、苗木君にそっくりね」

ナエギ「──!?」

ナエギが慌てて振り向くと、そこには蒼い燐光を撒き散らし、こちらに迫ってくる霧切の姿──!
慌てて対応しようとナイフを構えた瞬間、フッと霧切の姿が消える。

ナエギ「なっ!?」

そして気付いた時には光を纏い、ナイフを翳した霧切が、目の前にいた。

霧切「これで、チェックメイトよ!」

ナエギ「ぐぅ……!」

まるで悪しき吸血鬼に、木の杭を打ち込むかのように。
ナイフを、ナエギの心臓へと目掛けて振り下ろす──!

ナエギ「ぐ、が、ぎぃ、あ、がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

霧切「やった!?」

目の前で滅びの叫びをあげるナエギは、唇の端から血を溢しながら、天に向かって慟哭する。
まるで、こんな結末はあり得ないとでもいうかの如く。
この死を受け入れたくないという、叫び。

霧切「……彼にも、負けられない理由が、あったのかしら…」

七海「そうかも、知れないね」

ナエギ「あがああああああ……あ、ぐ、ぎ、ひひ…」

叫ぶ力すらなくなったのか、徐々に声が小さくなっていく。
ようやく、魔王を倒した。
これで、この悲惨な物語は、終わる──





ナエギ「ワケねェえぇええええぇええだらァあああぁアぁああああぁ!!」







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