過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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149: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/08/31(土) 23:03:41.48 ID:2wffK/fl0

苗木「どうして君は、ボクたちの邪魔をするんだ!」

ナエギ「オマエたちに復讐するためだ!そして、姉さんの楽園を守るためだ!」

ナエギの放つ拳は、まるで本人の恨みを体現するかのごとく漆黒を纏っている。
その拳を避けながら、苗木は彼の拳が、ひどく重みがある、と感じた。

ナエギ「ボクは……希望させるために生まれたんだ…!世界の皆に…希望を与えるために…生まれたんだ…!」

苗木「……」

ナエギ「頑張ったんだ!ボクを作ってくれた母さんや父さんの為に…何度も、何度も、希望を与える為に…言葉を、想いを伝えたんだ…!」

がむしゃらな拳。
子供の我儘に似たその拳は、行き場のない怒りと、それ以上の悲しみが込められていた。

ナエギ「でも、ボクの言葉は届かなかった…!でも、アイツらはボクの話なんて聞いてくれなくて……ボクを…役立たずだと決めて……この世界に閉じ込めたんだ…」

苗木「身勝手な話…だね」

ナエギ「でも、違う!彼女は違う!姉さんだけは…姉さんだけはボクを認めてくれた!ボクを頼ってくれた!ボクを捨てなかった…!」

苗木「江ノ島盾子…いいや、江ノ島アルターエゴ」

ナエギ「そうだ…姉さんは、アイツらとも、オマエラとも違う!ボクは姉さんの為に全てを捧げる…!姉さんが望むのなら、この楽園を守る…!」

苗木「君たちにとって…ここは、楽園……」

ナエギ「そうさ!それはオマエたちも同じだ!この世界がなくなればオマエたちも消える…!」

苗木「……」

ナエギ「この世界があれば、お前たちはずっと幸せに遊んでいられる…!何の苦しみもないじゃないか!もし姉さんのゲームが気に食わないというのなら、ボクが説得してもいい。とにかく、ボク達の…姉さんの楽園を壊さないでくれ…!」

苗木「それは違うよ!…この楽園は間違ってる。だって、この楽園は現実のボク達の犠牲の上で成り立っているんだ…。誰かを犠牲にした楽園なんて、間違ってるよ」

ナエギ「それこそ間違ってるよ。現実なんて関係ない。ボクらにとってはここが唯一無二の楽園。他に居場所なんてない!」

苗木「うん、君なら、そういうだろうと思ったよ。ボクらの主張は絶対に相容れない。…だから、決着をつけよう」


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