過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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268: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/09/07(土) 20:38:30.06 ID:L9O6I6or0


部屋の番号をしっかりと確認する。
以前まだ部屋をうろ覚えだったとき、間違えて騒ぎになったことがあったから、どんな時でもとにかく部屋番号を確認する。
……よし、間違ってないな。

俺を軽く深呼吸をしてから、備え付けのインターホンを押した。
軽快な音がする。
数秒するとドアの奥で少しばたついているような音が聞こえた。
ちょっと早かったか?

「……どうぞー」

日向「よう、七海」

七海「ごめんね、まだ出来てないんだ」

日向「ちょっと早かったみたいだな。中で待っててもいいか?」

七海「うん、大丈夫だよ」

ドアから出てきた人物は、七海。
まあ言わなくても分かると思うが、ここは七海の部屋だ。
これでさっき俺が花村食堂に行かない理由はおおよそ察しがついたと思う。

部屋に入ると、七海の先導でテーブルに移動する。
もう何度も通ったから、別に案内してもらわなくてもいいんだが、どうも七海的にはこの案内も大事らしい。

七海「それじゃ、最後の仕上げをするからもう少し待っててね」

日向「ああ」

ぼんやりと、七海の料理姿を眺める。
ちなみに言い忘れていたが、七海は今現在水着エプロンというどこかのマイナス先輩が好きそうな珍妙なファッションをしている。
いや、ものすごい眼福だ。
七海の好きそうな淡い色彩のビキニに、白いエプロンが良く映える。
料理をしているわけだから必然的に無防備な背中やらお尻がこっちに向けられているわけで。
あっちこっちに動く度にお尻がふりっふり揺れて俺の視線をがっちりキャッチして止まない。
どうあがいてもちょっと親父っぽい言い回しになるのは勘弁してほしい。
毎日見てるけど、この光景だけはどうにもなれないんだよな…何度か注意はしてみたけど、直す気はなさそうだし。

七海「…?」

日向「あ、いや、なんでもない」

七海「そっか。もうすぐ出来るよ」

日向「ああ、楽しみにしてるぞ」

七海が料理を始めたのは、少し前の俺のプロポーズ以来だ。
俺と七海がゲームの世界から現実へと帰ってきて、ひと段落ついて、ようやく落ち着けたころに、思い切って切り出した。
別に今更隠すようなことでもないし、あんまりだらだらと引き伸ばしたっていい事なんかない。
俺は現実に戻ったら遅かれ早かれ言うつもりだったんだ。
まあそんなこんなで、七海も承諾してくれ、めでたくゴールイン、ってわけでもない。
俺達にもいろいろと事情があって、本格的に結婚するのはもう少し先の話になる。
だから【本番】までに、花嫁修業をしたいという七海の為にこうして付き合っているわけだ。
これまでゲームと寝ることくらいしかやってなかった七海が、俺のために何かをしてくれるってだけで結構嬉しかったりする。




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