過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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337: ◆x/rxoIq2T6[saga]
2013/09/19(木) 19:30:19.70 ID:0YHyb5s/0


ふと、意識が戻る。
目の前には、こっちを見ている江ノ島さんの姿。
いつもの様に世の中すべてを見下したような瞳をしている。
だけど、今のボクには、なぜか、その表情が、何かを待っているような──まるで、子供がおやつを待っているかのような、そんな矛盾した印象を受けた。
だからボクはその直感と、彼女を信じて、唇を開く。

苗木「江ノ島さん…僕、思い出したんだ……」

江ノ島「……あ、そ」

苗木「君は思い出してないかもしれない…だから、ボクは意味不明なことを言ってしまうかもしれない。それでも、きいてほしいんだ」

江ノ島「……」

江ノ島さんは答えない。
何故か、ボクから視線を少し、逸らした。

苗木「ボクは、君が、好きだ……友達としてじゃなくて、一人の異性として、君が好きなんだ!」

江ノ島「……あんた、言ってる意味分かってるの?」

ゲームの時と、同じ質問。
あの時は、分かってなかった。
いや、分かっていない【フリ】をしてたんだ。

苗木「意味が分かってるさ…君は、罪を犯し過ぎた。そんな君を好きになって、一生を過ごすって事は…それは、きっと困難だ」

江ノ島「……」

苗木「でも、ボクは君の罪も、一緒に背負おうと思える。君の為に人生を使ってもいい……それ位に、君が、江ノ島盾子の事が、好きなんだ」

江ノ島「……はっ、バッカじゃないの?それってさあ、あたしが改心する前提でしょ?悪いけど、あたしが改心なんてそんなの有り得ない。絶対に確実に間違いなく間違えようがなく100%あり得ないから」

苗木「別にそれでいいさ。君がボクと一緒に居てくれると、そう言ってくれるのなら、ボクが止めてみせる。君が何度過ちを起こそうとしたってボクが止める。そしていつか、君が本当の意味で罪に向き合えるようになる日まで支え続けるよ」
 
 
 
 
 
江ノ島「…………ほんと、バッカみたい……苗木クンも、こんな言葉で揺れちゃう、あたしも……」
 
 
 
 
 


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