過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「…最終章!」
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[sage]
2013/08/12(月) 22:19:23.92 ID:EHlwHqUX0
「もしも、明らかにやる気になりそうにない人で
更に他の人のために自[ピーーー]るような人だったら、
死神を選んだ意味がないじゃない?
明らかにやる気になりそうな人が死神になったら
その人はがんばって10人殺そうとするし、
他の人は10人にならないように少しでも沢山の人を殺そうとする…
それが死神の存在理由だと思うんだよね。
そうすれば進行も早くなるでしょ?」
そこまで言うと、槙子は名簿を見た。
女子にもチェックが入っている。
これは最初の推理が当たっている可能性がそこまで高くないからだろう。
多希の言う死神候補はこの通りだ。
稲毛拓也(男子1番)
戎嘉一(男子2番)
西川東(男子9番)
浜本卓朗(男子11番)
良元礼(男子16番)
近藤楓(女子5番)
瀬川小夜(女子8番)
「あれ?」槙子は首を傾げた。
「戎君と浜本君…何で?
2人とも大人しい人じゃない?
楓と小夜ちゃんも…。
むしろ良元委員長の友達の方が怪しいんじゃ…」
もっともな話だった。
戎嘉一は恐らくクラスの男子の中で1番大人しい。
浜本卓朗は真面目ないい人だ。
槙子たちと同じグループである天条野恵(女子12番)の彼氏だ。
2人ともやる気になりそうではない。
「そうなんだけどね…」多希が溜息を吐いた。
「ほら、戎君って大人しかったでしょ?
だからかえって何をするかわからないんだよなぁ…
浜本君はお兄ちゃんがプログラムに巻き込まれたでしょ?
政府の人たちがオフザケで死神にしちゃうかなって思って。
まあ、これは信じたくないな…野恵のためにも…ね。
委員長の友達は怪しいとは思うけど…そんなに悪い人じゃないと思う…
楓と小夜はね…グループ対立がすごかったでしょ?
もしかしたら相手のグループを全滅させようとするかもって…
自分たちのグループが生き残るために…
もしかしたら秋乃たちを殺したのも…」
槙子は俯いた。
多希はクラスメイトを疑っている。
みんなやる気なんじゃないだろうか…と。
しかし、男子委員長グループの一部をやる気にはならない、という考えは、少しだけでもみんなを信用したい、という気持ちがあるからだろう。
確かに疑ってみれば全員疑わしい。
しかし、ここで信じなくてはいけない。
疑心暗鬼に陥らせることが、このプログラムを円滑に進行させることになるのだから。
「そうだ、これからの作戦だねっ」
多希は思い出したようにポンッと手を合わせた。
「あたしはね、脱出したい。 ここから…」
「脱出? 出来るの?」
槙子が訊くと、多希は首を横に振った。
「わからない…けど、信用できる人を集めて脱出したいの。
そのためには、また知恵を振り絞らなきゃいけないんだけど…
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