過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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540: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/30(金) 23:31:31.49 ID:cXW/SLN8o

まこ「…あんまり強引なのは嫌われるぞ」
京太郎「と言っても、ガツガツいかないと草食系だの言われる時代でして」
まこ「お前がガツガツ行く方向は間違っとるんじゃ」

冗談めかした京太郎の切り返しにまこがそっと肩を落とした。
どうやら意地でも割り勘させる気がないらしい後輩にため息の一つでも吐いてやりたい気分である。
しかし、そうやってこれ見よがしにため息を漏らしたところで、この頑固な後輩が決意を曲げる事はないだろう。
そんな後輩にどうやって仕返しをしてやろうかと考えながら、まこはそっと握りこぶしを作った。

まこ「(まぁ…悪い気はせんのは確かじゃが…)」

そうやってちやほやされるのが完全に嫌と言えるほど、まこは女を捨てている訳でも、京太郎に心を許していない訳でもない。
寧ろ、一皮剥いた彼女はとても乙女で、そして京太郎は親を除けば一番親しい異性なのだから。
しかし、それを肯定的に受け止める訳にはいかないのは、先輩という立場が彼女の中で硬いものだからだろう。
今まで彼の面倒を誰よりも見てきただけに、そうやって返される事に違和感めいたものをどうしても感じてしまうのだ。

京太郎「あ、ここですよ」
まこ「…ここ?」

そんなまこが足を踏み入れたのは乳白色の壁にガラスケースが埋め込まれた店だった。
外から中が見えるようになっているそのケースの中には色とりどりのスイーツが並んでいる。
入り口から中を見れば、チョコが吹き出す噴水や、ケーキが並ぶ机の中で女性たちが談笑している。
中には男性一人も存在しないその空間は、所謂、スイーツパラダイスと呼ばえる店だった。



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