過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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702: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:31:31.67 ID:DtkKb4Jxo

和「…本気…なんですか?」
京太郎「…あぁ。俺は本気だ」

数分ほどの沈黙の後、その片方 ―― 怒りを浮かばせる和は静かにそう京太郎へと尋ねた。
以下略



703: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:32:01.92 ID:DtkKb4Jxo

和「分かってるんですか!?京太郎君は今、最低な事を言ってるんですよ!ただ答えを先延ばしにするよりも…酷い事を言っているんですよ!?」

それでもそうやって和が詰め寄るのは京太郎の事を信じたいという気持ちがまだ心の中にあるからだろう。
和が京太郎に恋い焦がれ、心まで任せるようになったのは何も彼の能力だけが原因ではない。
以下略



704: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:32:36.56 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「冗談…ですよね?」

そんな和とは裏腹に、小蒔の表情は未だ信じられないものが強かった。
まるで自分の目の前の光景が夢だと、嘘なのだと思いこむようなそれに京太郎の胸が張り裂けそうな痛みを発する。
以下略



705: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:33:09.44 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「私のこと…婚約者だって…そう認めて…くれたんですよね?だから…これ…私に…」

それでも諦めず京太郎へと呼びかける小蒔の目尻からゆっくりと涙が流れ落ちていく。
つぅと一筋を描くように溢れるそれは止まる事がなかった。
以下略



706: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:33:44.21 ID:DtkKb4Jxo

京太郎「あぁ。俺は…最低だ。どれだけ罵って貰っても良い。だけど…俺は…それでも…皆が欲しいんだ」
小蒔「……」

再び紡がれる京太郎の言葉に小蒔は何の反応も返さない。
以下略



707: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:34:12.36 ID:DtkKb4Jxo

和「な、何を言っているんですか!京太郎君は最低な事を言ってるんですよ!!」
漫「うん。それくらい分かっとるよ」

そんな漫を責めるような強い語気に漫はそっと肩を落とす。
以下略



708: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:34:39.61 ID:DtkKb4Jxo

漫「まぁ、うちは二人が何を選ぼうとまったく関係ないけどね」
和「っ!」

そう言いながら漫はそっとテーブルへと近寄ってくる。
以下略



709: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:35:25.58 ID:DtkKb4Jxo

和「(なのに…どうして…それが言えないんですか…)」

挑発に挑発で返すだけで良い。
そう思いながらも和はそれを選ぶ事が出来なかった。
以下略



710: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:36:01.43 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「お妾さんでも良いですから…側に…京太郎様のお側に置いてください…」
京太郎「そっか」

最後には涙と共に崩れ落ちるようになった敗北宣言。
以下略



711: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:36:44.86 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「あの…原村さん…」

そうして過ごす時間が一体、どれほどのものだったのか和には分からない。
確かな事はそれがきっと数分どころか数十分になりそうなものだったという事だけだ。
以下略



712: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:37:23.32 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「それに…二人も三人も…同じでしょう?それなら…私、原村さんも一緒が良いです」
小蒔「一緒に頑張ってきた原村さんと…どれだけ京太郎様の事を愛しているか知っている原村さんと一緒が…良いんです…」
和「神代さん…」

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