過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
1- 20
705: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:33:09.44 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「私のこと…婚約者だって…そう認めて…くれたんですよね?だから…これ…私に…」

それでも諦めず京太郎へと呼びかける小蒔の目尻からゆっくりと涙が流れ落ちていく。
つぅと一筋を描くように溢れるそれは止まる事がなかった。
以下略



706: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:33:44.21 ID:DtkKb4Jxo

京太郎「あぁ。俺は…最低だ。どれだけ罵って貰っても良い。だけど…俺は…それでも…皆が欲しいんだ」
小蒔「……」

再び紡がれる京太郎の言葉に小蒔は何の反応も返さない。
以下略



707: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:34:12.36 ID:DtkKb4Jxo

和「な、何を言っているんですか!京太郎君は最低な事を言ってるんですよ!!」
漫「うん。それくらい分かっとるよ」

そんな漫を責めるような強い語気に漫はそっと肩を落とす。
以下略



708: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:34:39.61 ID:DtkKb4Jxo

漫「まぁ、うちは二人が何を選ぼうとまったく関係ないけどね」
和「っ!」

そう言いながら漫はそっとテーブルへと近寄ってくる。
以下略



709: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:35:25.58 ID:DtkKb4Jxo

和「(なのに…どうして…それが言えないんですか…)」

挑発に挑発で返すだけで良い。
そう思いながらも和はそれを選ぶ事が出来なかった。
以下略



710: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:36:01.43 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「お妾さんでも良いですから…側に…京太郎様のお側に置いてください…」
京太郎「そっか」

最後には涙と共に崩れ落ちるようになった敗北宣言。
以下略



711: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:36:44.86 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「あの…原村さん…」

そうして過ごす時間が一体、どれほどのものだったのか和には分からない。
確かな事はそれがきっと数分どころか数十分になりそうなものだったという事だけだ。
以下略



712: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:37:23.32 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「それに…二人も三人も…同じでしょう?それなら…私、原村さんも一緒が良いです」
小蒔「一緒に頑張ってきた原村さんと…どれだけ京太郎様の事を愛しているか知っている原村さんと一緒が…良いんです…」
和「神代さん…」

以下略



713: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:38:01.27 ID:DtkKb4Jxo

漫「よし。それじゃ麻雀しよう」
京太郎「いきなり何言ってるんですか」

その沈黙を破ったのは漫の明るい声だった。
以下略



714: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:38:30.05 ID:DtkKb4Jxo

漫「とは言え、勝った負けたは時の運やし、三人敵扱いなのは不利やろ」
漫「だから、ちょっとルールを変えて…東風戦で原村さんが一回も京太郎に振り込まへんかったら原村さんの勝ちって事にせえへん?」

それが期待によるものか、或いは恐怖によるものかすら分からない和の前で漫がそう説明を始める。
以下略



715: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:39:03.36 ID:DtkKb4Jxo

漫「じゃ、ちょっと待っててな」

和の首肯にニンマリと笑みを浮かべた漫はそっと京太郎の背から離れる。
そのまま再び洗面所へと戻った彼女は数秒後、小型のシートと箱を持って現れた。
以下略



1002Res/1062.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice