過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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929: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/07(土) 01:38:52.30 ID:YJUSyvGCo

和「それでは今日もいつも通り…」
漫「一番、最初に京君へと振り込んだ人が」
小蒔「一番、最初に愛してもらえるんですね」

ただ、牌磨き以外の技術が今も活用されているかと言えば、正直、疑問であった。
それは磨いた牌を卓へと戻し、スイッチを入れる彼女たちが口にする言葉が明らかに麻雀のルールからかけ離れているからである。
そもそも麻雀は出来るだけ振り込まず、そして自分が和了る事を目指す遊戯なのだから。
しかし、真剣そのものな目で牌を取り分けていく彼女たちに映っているのは、最初に俺へと振り込むという事だけだ。

京太郎「(いや、まぁ…仕方ないっちゃ仕方ないんだけれどさ)」

俺の能力の都合上、直撃を受けた時点で相手は麻雀する事なんて出来ない状態になってしまう。
しかし、かと言って、普通のルールから真逆の道をひた走ろうとする彼女たちの姿にはどうしても違和感を覚えるのだ。
家族麻雀という言葉では物足りないその特別ルールが仕方ないと思いながらも、その気持ちはどうしても拭えない。
そうやって能力を活用出来る道があるのは嬉しいのだが、何か間違っている気がするのだ。

和「…ご主人様?」
京太郎「いや…なんでもない」

でも、幾ら間違っていたところで、それを正す気にはなれない。
それは彼女たちが歪な形であるとは言え、俺を求めてくれているからだろう。
今も尚、人生というリソースを無駄にさせている俺は、まず何より彼女たちの要求に応えてやらなければいけない。
それに…そもそも、俺達の関係自体が、世間様一般の常識から言えば、明らかに間違っているのだから今更だろう。
そう意識を切り替えながら、俺は自分の手を進める為に牌を入れ替えていく。
それに合わせて打ってくれる彼女たちの真剣な姿に、俺はふと笑みを浮かべた。

京太郎「(そう…おかしくなるのを分かっていても尚、真剣になるくらい俺は愛されているんだ)」

決して妥協せず、俺の手を読もうとする三人の姿。
そんな彼女たちは勿論、それが成就すれば淫らな事しか考えられない事を分かっている。
だが、三人はそれを求めて、危険な牌を自分から打ち出してくれているのだ。
普通の麻雀とはまったく違うその歪ささえ、愛の証であると俺が馬鹿な事を思った瞬間、和の手から、俺の求めた牌が飛び出して… ――


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