51: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:55:45.97 ID:UCOHuY5k0
黒マント「生き返らせなくとも構わんぞ? 魂は我の糧となった。彼奴らも至上の歓喜に震えているだろう」
ムム「……たまに、地球人の行動原理がわからなくなるね」
黒マント「ふん。いらぬ世話を焼くな。それは貴様の本分ではなかろ」
ムム「わかったわかった」
ぬいぐるみはふにゃりと着地して、体内から光を放つ。それは椅子を、机を、壁を、全てを貫通して、教室と言わず学校全体を包みだす。
ムム「流石に大規模な行使は時間がかかるよ」
黒マント「興味はない」
どうせムムがなんとかしてくれるなら、私が考える必要はなにもないのだ。
黒マント「私――っと。我はそろそろ帰るとする」
帰路につきながら私は思う。もう学校には行きたくない。今から行っても遅刻確定で、あの愚かで、愚鈍で、愚昧な、なんだ、その、とにかく頭の悪いあんな下等なやつらから笑われるなんてのは堪えられない。
頭が悪いくせに群れるのだ。いや、頭が悪いからこそ、だろう。一人じゃ生きてられないから。底辺校に通う屑のくせにそういった部分だけは知恵が回る。本能か?
それか、言葉をすぐに翻すけど、逆に学校へ行ってみるのもいいと思った。あいつらは私のことを知らない。お前らなんてすぐに殺せるんだ――そう思いながら授業を受けるのは、きっと爽快な気分だろう。
なんなら実際に虐殺してみせたっていい。どうせあの宇宙人が何とかしてくれるのだから。
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