過去ログ - 魔法使い「私は、……死神なんだ」
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220:1 ◆HJK0j3SGkU[saga]
2014/02/08(土) 01:21:40.92 ID:7xlRN6ub0
大竜「……チッ、邪魔が入ったな。さて、なんの話だったか……」

カリン「エエット、オ兄サンガ魔王退治ニ行ケナイッテイウ話?」

大竜「……お兄さんという響きはいいものだな……。ああ、そうだ。契約の話をしなければ。人間も聞け」

勇者「さっきは介入するなって言ったのに?」

大竜「話が分かれば、お前の考えも改まるだろう。黙って聞け」

カリン「オ兄サン、ナンデカリントユウシャトデ、話シ方違ウノ?」

大竜「人間に向かって話す時は、威厳が必要だからな。竜同士で話す方が気楽だ」

勇者「……もう竜同士での話し方聞いてるし、気楽な話し方でいいよ」

大竜「お前のような人間と可愛い子竜とを同列に扱えるか、このバカ」

勇者「……そう」

カリン「エット、エット……。オ兄サン、契約ッテ?」

大竜「ああ、そうだな。この村の人間共と、魔人の間に交わされた契約だ」

勇者「人間と魔人? お前は竜だろう?」

大竜「話は最後まで聞け。俺がその契約の証人なんだ」

カリン「契約……ドンナ?」

大竜「好奇心が旺盛だな。いい竜になるぞ。簡単に言えば、魔人が村を守る代わりに、村人はその魔力の糧として生け贄を捧げるってやつだ。契約の定番だな」

勇者「それは……、今も有効?」

大竜「ああ、そうだな……。一度断絶があったが、今現在も続く契約だ」


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