過去ログ - 杏子「心の温度」
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6: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/08/20(火) 15:41:31.11 ID:BtyMZ3Vno
 ほむらの奴と手を結んで、やっと見つけ出したさやかの奴は、

 アタシの目の前で『魔女化』した。

 その魔女は暁美ほむらが事もなげに、打ち倒した。それはもうあっさりと。

「テメェ!何考えてやがる!!」

 アタシがそう怒鳴りつけようとした瞬間、今も昔も聞きなれた発砲音が響いた。

 マミの奴のマスケット銃の発砲音だ。

 ギョッとして、アタシがマミの方へと振り向くと、マミとアタシの間を遮るようにほむらの奴が立っていた。

 凛として、マミと向かい合うほむらは体のど真ん中から血を流している様子だった。

 アタシは庇われたのか。

 アタシを撃ち抜こうとした奴はどんな気持ちを抱えているのだろう。

 ほむらの背に隠れてしまって、表情も所作も良く見えなかった。

 ただ、ほむらが何かを言って、マミが泣きながらそれに答えた。

 アタシは、あんな巴マミを知らない。

 そうか、あんなに『心の温度』が低いやつが正義の味方を続けていたことの方が驚くべきことなのか。


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