過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
1- 20
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 20:36:51.78 ID:V5jBt9NRo



 屋上に吹く風はいつもより冷たかった。
 曇っているから、それも当たり前の話だ。
以下略



189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 20:37:21.27 ID:V5jBt9NRo

 前にもこんなことがあった。
 何度もこんなことを繰り返した。

 同じことをずっと繰り返している。
以下略



190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 20:38:09.31 ID:V5jBt9NRo

「最近はわたしもつらい」

 彼女は何も訊かずにそんなことを言った。
 こちらも何かを訊かれたい気分じゃなかったので、すごく助かる。
以下略



191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 20:39:01.64 ID:V5jBt9NRo

 結局さ、堂々巡りなんだよね、と彼女は言った。

「つらいなあって思う。ちょっといいことがある。またつらくなる。その繰り返し。
 次にいいことがあるとは限らないでしょ。ずっと悪いことばっかりかもしれない。
以下略



192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 20:39:28.22 ID:V5jBt9NRo

 古い友達から電話が掛かってきたって嫌気が差すだけで。
 お使いなんて頼まれても、死んだって行きたくなくて。
 気分転換に外に出掛けるよりは、不貞寝している方がよっぽど気がまぎれると考えるような人で。

以下略



193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/31(土) 20:39:58.33 ID:V5jBt9NRo
つづく


194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/31(土) 22:46:06.21 ID:bWngATYe0



195:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/01(日) 15:26:32.93 ID:9JXlzJc7o



196:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:21:10.15 ID:p3hev/QMo



 家に帰ると妹と従妹が、何も言わずに一緒に料理をしていた。
 
以下略



197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:21:36.20 ID:p3hev/QMo

 俺は無性にやりきれない気持ちになってふたりに懇願した。

「頼むから手伝わせてくれ!」

以下略



198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:22:16.38 ID:p3hev/QMo

「あの、お兄ちゃん?」

「なに?」

以下略



642Res/457.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice