過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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197:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:21:36.20 ID:p3hev/QMo

 俺は無性にやりきれない気持ちになってふたりに懇願した。

「頼むから手伝わせてくれ!」

以下略



198:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:22:16.38 ID:p3hev/QMo

「あの、お兄ちゃん?」

「なに?」

以下略



199:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:22:42.53 ID:p3hev/QMo

 それは難しい質問だった。すぐには答えられそうになかった。
(どうして?)と俺は自分に訊いてみた。
(さあ?)と俺は答えた。相応しい答えが思い浮かばなかった。

以下略



200:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:23:22.19 ID:p3hev/QMo



 文章を書くことは自己表現の手段ではない。 
 ましてや他者への奉仕の手段でもない。自分を楽しませるための手段でもない。
以下略



201:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:23:52.71 ID:p3hev/QMo



 そもそも俺はどうして文章なんて書き始めたんだろう。
 何度も思い出そうとしたのだけれど、どうしてもわからなかった。
以下略



202:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:24:19.45 ID:p3hev/QMo

 ……何かしらの理由。

 書こう、と俺は思ったのだ。
 書きたい、ではない。書かなくては、と思ったはずなのだ。
以下略



203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:24:47.08 ID:p3hev/QMo

 他に何があっただろう? もっとたくさんのことがあったような気がする。
 でも思い出せなかった。たぶんそんなところだ。

 何があったのか? 走れなくなった。人がいなくなった。猫が死んだり人が死んだりした。
以下略



204:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:26:07.77 ID:p3hev/QMo



 目が覚めたのは夜中の三時頃だった。
 電気をつけっぱなしのまま、うたた寝してしまったらしい。
以下略



205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:26:57.63 ID:p3hev/QMo

「いや。おやすみ」

「……おやすみ」

以下略



206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/01(日) 18:27:23.24 ID:p3hev/QMo
つづく


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