過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
1- 20
234:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/04(水) 18:08:44.82 ID:hAkQPchbo



 部室を出てから(どうして?)と自分に訊ねてみた。
 どうしてナンパなんてしたんだっけ?
 
(怖かったから)、と俺は答えた。
 太陽が西の方に移動するのにつれて、街はふたたび白く染まり始めた。
 窓の外で、覆うような霧雨が広がっている。

 昇降口を目指す途中で、シィタ派が前から歩いてきた。

「あれ、どうしたの」
 
「いや、帰る」

 そういえば、こいつに頼んだ方が早かったな、と今更のように思う。
 どうも頭がうまく働かない。

 彼はたいして気にするふうでもなく、「そっか」と頷いただけだった。

「それじゃ、また明日」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
642Res/457.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice