過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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309:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 17:11:48.66 ID:/T6oPI9Oo

「参考になった?」

「……うーん。俺が書くなら、主人公はやっぱり逃げたりしないな」

「俺が書くならっていうか、おまえが書いてるんだけどな」

「つまり、主人公がなんらかの策を講じて、手帳の持ち主を明らかにして、和解するなり、報復するなりする」

「なんていうか、そういうのって疲れるじゃん」

「……どういう意味?」

「いや、うまく説明できないけど……。本人がそうしたいなら、そうするべきかもしれないけどさ」

「だってそうじゃなきゃ、主人公はずっと今の境遇から抜け出せないんだよ」

「……まあ、そうだな」

 俺はそれ以上何も言うことができなかった。
 会話がそこで途切れたまま、結局俺たちはビィ派がやってくるまで一言も喋らなかった。

 本当なら、俺だって何かを書いているべきだったかもしれない。



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