過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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308:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/09(月) 17:10:37.15 ID:/T6oPI9Oo

「……逃げるんじゃないかな、主人公」

「逃げるって、どこに?」

「どっか遠いところ。あるいはヒキコモリになるとか」

「……うーん。それ、根本的な解決にならないよな」

「ならない、もちろん。要するに、治療期間っていうか、そういう出来事に適応するための猶予期間っていうか」

「でもさ、猶予期間をこじらせて、そのまま不登校になられるわけにもいかないだろ」

「うん。だから最終的には学校に通わなきゃいけないんだよ、普通に。きっと経済的に余裕のない家庭とかなんじゃない?」

「勝手に設定足すなよ」

「不平不満とか、家ではあんまり漏らせないんだな。だから親に心配かけないようにしないといけない。
 それでもどうしたって我慢ならないときってあるだろ。どう考えてもマトモじゃないものが平然とのさばってるとさ。
 マトモじゃないものに立ち向かうのはエネルギーが要る。だから、猶予期間」

「……ふうん。で、自分からは結局なにもせず、学校に通い続ける、と」

 ビィ派はしばらく、俺が言ったことを飲み下そうとしているみたいに考え込んだ。



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