過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/14(土) 19:23:10.39 ID:Dg8mkFd4o
◇
扉が開く音がした。とっさに彼女が来たのかと思い躊躇したけれど、結局振り返る以外に手段は見つけられなかった。
それでも、やってきたのは枝野ではなかった。部長だった。
「うわ、風、強いねー」
「……どうしたんですか?」
「いやあ。ちょっと居残りして、ようやく書き終わったからさ、屋上で祝盃あげようと思って」
「……一人で?」
手には烏龍茶、が、ふたつ。
「飲むかい?」
「俺がいるって、わかってたんですか?」
「まあ、うん。きみ、いっつもここでしょ。まだ帰らないみたいだったから」
よく見ているものだ。俺には真似できない。
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