過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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377:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/14(土) 19:23:10.39 ID:Dg8mkFd4o



 扉が開く音がした。とっさに彼女が来たのかと思い躊躇したけれど、結局振り返る以外に手段は見つけられなかった。
 それでも、やってきたのは枝野ではなかった。部長だった。

「うわ、風、強いねー」

「……どうしたんですか?」

「いやあ。ちょっと居残りして、ようやく書き終わったからさ、屋上で祝盃あげようと思って」

「……一人で?」
 
 手には烏龍茶、が、ふたつ。

「飲むかい?」

「俺がいるって、わかってたんですか?」

「まあ、うん。きみ、いっつもここでしょ。まだ帰らないみたいだったから」

 よく見ているものだ。俺には真似できない。



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