過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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以下、新鯖からお送りいたします
[sage]
2013/09/15(日) 22:24:54.23 ID:Wg7tGV4hO
乙
397
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2013/09/16(月) 10:27:31.08 ID:RAVMTEObO
かわいい
398
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[sage]
2013/09/16(月) 10:31:02.84 ID:GWNUe5Ae0
乙
399
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[saga]
2013/09/16(月) 20:21:06.45 ID:zhZHaN9Ho
◇
そんな出来の悪いラブコメみたいなやりとりをしている最中も、俺の心から奇妙な違和感はなくならなかった。
以下略
400
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[saga]
2013/09/16(月) 20:21:40.27 ID:zhZHaN9Ho
俺がぼーっとしている間に妹は早々に食器を片付けて洗い始めた。
父はテレビを見ながら何をするでもなくビールを啜っている。
誰も喋らなかった。
以下略
401
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[saga]
2013/09/16(月) 20:22:08.15 ID:zhZHaN9Ho
怒鳴り声なんて、ずっと聞いた記憶がない。
不機嫌そうな顔をしているというのも、最近じゃむしろ、窺うような、後ろめたそうな顔を向けてくるだけで。
何か物言いたげな顔をしているだけで、そんな顔はもうずっと見ていない。
以下略
402
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[saga]
2013/09/16(月) 20:22:48.32 ID:zhZHaN9Ho
母が出ていった後、俺は父を手ひどく責めたのだ。
母が出ていったのは父のせいだと。
覚えているかぎりの、母が父に向けていた罵詈雑言を使って。
以下略
403
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[saga]
2013/09/16(月) 20:23:29.13 ID:zhZHaN9Ho
人は自分自身が抱える本質的な部分からは、決して逃れられないものなんです、とどこかで聞いた。
そうだ。中学時代の担任だった男。バスケ部の顧問だった。
部活を辞めたあとから、落伍者でも見るような目で俺を見るようになった。
以下略
404
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[saga]
2013/09/16(月) 20:24:03.97 ID:zhZHaN9Ho
そいつはそれだけ言うと、子供を見るとき特有の微笑ましそうな顔で笑い、体育館へと向かった。
本当に腹立たしいときというのは、怒りよりも先に呆れがくるせいで、まともに反論もできないのだと、俺はそのとき知った。
母さんは俺を捨てたんだぞ、と俺は思った。
以下略
405
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2013/09/16(月) 20:24:39.11 ID:zhZHaN9Ho
母がいなくなった日、街には深い霧が立ち込めていた。
夕方過ぎに妹が目を覚ましたとき、母の姿はなかった。
痛む喉を鳴らして、妹は母のことを呼んだ。でも返事はなかった。
以下略
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