過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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551:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/30(月) 20:20:07.22 ID:k2Irhjhjo

 彼がそうしている間、俺は自動販売機でジュースを買って飲んでいた。
 ビィ派それを目ざとく見つけると、今度は、

「あ、俺にも」

 なんてことを言い始める。

「自分で買え」

「おごって?」

 俺が首を横に振ると、ビィ派は一人で勝手に笑い始めた。
 その笑い声がなかなか止まなかったから、なんだか俺までおかしくなって、腹が痛くなるまで笑い合った。
 傍から見たら頭がおかしくなったようにでも見えたかもしれない。

 ひとしきり笑った後、彼は急に真剣な顔になるとUFOキャッチャーに向かった。
 その中から、たいしてかわいくもない何かのキャラクターのぬいぐるみに狙いをつけて、硬貨を入れた。

「おまえさ、最近なんかあった?」

 ビィ派は、クレーンの方をじっと睨んだままそう言った。
 その声があまりにも自然すぎて、俺は一瞬何を言われたのか分からなかった。




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