過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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591:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/07(月) 19:37:49.85 ID:0AsOA6Dxo

「悲しい?」と女は聞いた。
「たぶん」と俺は答えた。

「もうそんなことを考えるのはやめにするよ」

「どうして?」

「どうしてだろう。たぶん嫌気が差したんじゃないか」

「置き去りにするんだ?」と彼女は言った。

「置き去りにされないためだよ」

 これはきっと夢なんだろうな、と俺は思った。俺は今夢の中にいる。そして誰かと話をしている。

「じゃあお別れなんだね」
 
 確認するような声。俺はうしろめたさに囚われながら頷く。

「でもきっとあなたは後悔すると思う」

「そうかもしれない」
 



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