過去ログ - モバP「そこはとってもきれいな海で」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 04:11:06.02 ID:PzEDQvKyo

「あっつ……」

八月の終わり頃、昼を少し過ぎたくらい
少しづつ秋を感じさせる気温になってきたかと思えば
夏だと再認識させられるような焼ける日差しが降り注ぐ
なるべく影の部分を歩いては、額にじんわりと滲む汗を拭う

こんな日に外回りとはツイていない
せめてもう少し後か、朝の内にしてくれたら
このサウナのような暑さに苦しむ事もなかっただろう

事務所までの道のりをトボトボと歩き続ける
このまま行けば後20分程で着くだろう

熱い熱いと文句を心の中で呟く割には、電車を使わず歩いて帰っている
別に歩くのが好きなわけでもない、ましてやこの暑さの中だ
しかし俺は今日は歩いて帰ろう。そう気まぐれで思った

急いで帰ったところで大した用事があるわけでもないし
適当に書類を整理して、定時を待つだけだろう
それならば、少しくらいはゆっくりしていってもバチは当たらない


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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 04:12:02.83 ID:PzEDQvKyo

信号が変わるのを待ちながら、周りの景色を眺める
平日の昼間なので俺と同じように歩いている人は少ない
湿気が多いせいか、焼けたアスファルトの匂いをハッキリと感じる

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 04:12:44.86 ID:PzEDQvKyo

「これは出るのは苦労しそうだな……」

クーラーの効いた店内は予想以上に快適だった。いや、快適すぎた
身体の汗は一瞬で引いて行き、少し火照った身体もクールダウンしている
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/08/23(金) 04:13:40.57 ID:PzEDQvKyo

「さて、そろそろ行くとするか」

飲んでいたコーヒーの空き缶をゴミ箱に捨て、腰を上げる
その瞬間、目の前に立っていた人と目が合った
以下略



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