過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
↓
1-
覧
板
20
26
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/08/24(土) 21:13:05.07 ID:jwS6se1E0
「私は……実を言うと、恋というものがよくわからないんです。ただ……憧れは、ありました」
学生時代の友達の中には、恋人を作って幸せそうにしている大人びた子がいた……対して私は、ちんちくりんのまま。
なんだか、恋愛というステージにうまく乗る事ができないまま、ハタチまで来てしまった。
「フィクションの中で描かれるそれは、燃え上がる様な激しいもので……憧れの反面、怖さも感じていたんです」
燃え上がる舞台……私にとって、遠い世界の出来ごと。そんな風に思っていた。
「だけど彼と一緒にいる時には、そうではなくて……昔の懐かしさと、昔と違うことへの戸惑いと……でも、とってもゆったりした、柔らかい気持ちで……」
昔みたいにお姉さんぶろうとして、彼の逞しさの前に失敗したり。
みりあちゃんや仁奈ちゃんの相手をしてる時の、彼のお兄ちゃんっぷりに微笑ましさを感じたり。
もっと彼を知りたい……寄り添いたいと、思ったり。
「……貴方、典型的なまでに女の子ね。坊やも坊やで、典型的なまでに男の子だし……」
私の途切れ途切れの言葉を聞いていた礼子さんの優しい頬笑みに、苦笑が混じった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
99Res/79.95 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1377248356/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice