過去ログ - 日下部若葉「若葉おねえさんにお任せなの」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:10:40.18 ID:7ZscUsOc0

 仕事も、多少のミスこそあったものの順調に進んでいった。
 若葉姉さんも、レッスンを、営業を、うまくこなしてくれている。

 俺たちの仕事ぶりが評価されたのか、俺も担当アイドルが増えた。
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:12:47.09 ID:7ZscUsOc0

 ……だが、敬語を使うの事をやめたのは失敗だったのでは、と思い始めた。
 彼女との距離が近くなった気がした……たぶん、踏み込んでは行けない距離まで。
 
 ……かつての友人としてなら、喜ぶべきだと思う。
以下略



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:20:11.04 ID:7ZscUsOc0
 
 不意に、失踪した父の事を思い出した。
 新しい愛を見つけた、と言って、俺たち家族を見捨てた大人。

 だめだ……大切なものを見失うな。
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:22:30.77 ID:7ZscUsOc0
 
 幸い、彼女との関係がぎくしゃくする様な事はなかった。

 背伸びしてお姉さんぶる彼女を、頼りになる年下のプロデューサーである俺が支える。 
 たぶん、周りからはそう思われていたはずだ。
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:28:41.23 ID:7ZscUsOc0

 若葉さんのために取ってきた仕事「メルヘン&ゴシック」。
 シンデレラガールズ・プロジェクトの一環ではあるものの、俺が単独で取った、初めての大規模な仕事だ。
 彼女に付き添いオーディション会場に向かった時には、まるで自分のことのように緊張した。

以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:32:15.65 ID:7ZscUsOc0

 俺は、すっかり弱り切っていた。
 社長に指摘された問題点も、その通り……だが、それ以上に。

 若葉さんから、不用意に離れてしまった事……無意識のうちに、そうしなければならないくらい。
以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 02:35:27.89 ID:7ZscUsOc0
 
 再び目を閉じて闇に籠ろうとする俺を、若葉さんは、目を逸らさないで、と引きとめた。

「……貴方の……本当に言いたい事を、言って」

以下略



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/27(火) 02:37:45.42 ID:7ZscUsOc0
今回はこれで終わりです。
たぶん、次の更新で最終回までいける……と思います。


77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/27(火) 02:39:40.16 ID:hI3Rdag20
乙です!


78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/27(火) 04:44:47.84 ID:RgULR6rMo


あぁ、若葉おねーさんとの対比がいい
誰よりも背伸びしてるのはPだったってことか
ところで
以下略



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