過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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182:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2013/09/03(火) 08:02:50.75 ID:dpPWLj7X0
(あれって多分、車両に分類されるのよね。操縦席とかエンジンとかどうなってるのかしら)

戦車の構造について詳細に知っていたらもっと様々な対応策を考えついたかもしれないが
あいにく自分も黒子もミリオタではない。
とはいえ、台座やレーダーなどを動かすために発電機を積んでいるのは間違いない。
その基盤さえ何とかしてしまえば戦車の動きを制限することも可能なはずだ。

(そう、何も強引に破壊する必要はないのよね。無力化さえできれば――)

ややあって、美琴の頭に一つの構想が浮かんだ。
頭の中でそれをシュミレートし、無駄な部分を省略し、確認するべき事項を整理する。

「……黒子、ちょっといい?」

「あ、はい。なんですの?」

「あんたが転移できる限界重量ってどれくらい?」

「……ええと、確か前回の計測では、130キロ強だったかと」

「ふんふん。転移するものの体積とかは影響するんだっけ?」

「そう、ですね。大きいものですと、送り込むのにそれなりの時間は要しますが」

「とどのつまり、やってやれないことはないって理解でいいのね?」

「――何か、思いつきましたのね?」


黒子の強い視線に、美琴はすぐにはうなずかなかった。


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