過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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284:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 06:03:24.33 ID:bCBZW/S80
「見覚えが、あるような気が、なきにしもあらず……」

「は、はァーーッ? はァーーーーッ!?」

「い、いやいや、ちょーっと待ってくれ? 本当に、もうこの辺まで出かかってんだよ」

むむむ、と額に指を当てて唸る少年に、少女の肩がわなわなと震え出した。
完全に想定の範囲外だった。
顔も名前も覚えられていなかったことに、自分が思いのほか傷ついていることに気づかされる。
しかも温めてあった責め句と感謝の文言が、この無礼な発言で完全にどこかへ消し飛んでしまっていた。

「……あ、そ、そうだっ! ミサキちゃんだっ!?」

「……そ」

そうだけど。……そうだけどぉ! 何で最後自信なさげぇ!?
半ばべそをかきながらも

「フ、フルネームまでちゃんと教えたはずよねぇ!?」

より詳細な情報を要求せずにはいられなかった。

「えぇ、っと。……確か、そう、ショックなんちゃら、だったよーな……ハーフ、なんだっけか?」

「……う……ぅ」


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