過去ログ - ザンネンな一夏「俺は織斑一夏。趣味は――――――」
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121: ◆vc6TpLHdOs[saga]
2013/08/31(土) 10:12:56.54 ID:tM7PgGFC0



一夏「――――――というわけで、『白式』の可能性を追究するためにこの装備を発注したわけです」

千冬「なるほど。私はただのドライバーだからな。動かすことはできても、解析するまではできん」

千冬「さすが、二足のわらじを履く英才だな」

千冬「時期尚早と考えていたが、テストパイロットに選出されたのは間違いではなかったな」

一夏「俺は、織斑千冬にはなれない――――――。だから、違う面で支えていこうとした結果ですよ」

一夏「俺はあの襲撃事件以来、弱くなったような気がして…………」

一夏「いえ、元からでした。初めて『白式』に乗った時もそう――――――」

千冬「…………そろそろ、良いのではないか?」

一夏「は?」

千冬「もう十分にお前は認められた。だから、これからは気楽にいったらどうだ?」

千冬「お前は、織斑一夏に成りきればいい」

千冬「お前は誰とも違うことを理解できている。そして、誰にもなれないことを思い知ったはずだ」

千冬「もう無理に素顔を隠す必要はないんじゃないか?」


――――――私はお前の素顔が見たい。そのためならば私は……!


一夏「でも、それは――――――」

千冬「こういうことを言うのは公共の人間としては不適切だろうが、」

千冬「私も家族の安寧を願うただの一人の人間だ。そう買い被るな」

千冬「楽しめない人生ほど虚しいものはない」


他人の意見で自分の本当の心の声を消してはならない。

自分の直感を信じる勇気を持ちなさい。


千冬「一世を風靡した発明家の言葉だったか……」

一夏「…………似たようなことを俺が尊敬している大人みんなに言われましたよ」

千冬「だろうな」

千冬「答えはすでに決まっているはずだ。それを実行してみせろ」

千冬「そうすれば、お前は今の自分を超えられる」

千冬「ではな。そんなものに頼らないことを期待する」

一夏「………………(そう、答えはすでに――――――)」



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